周術期口腔ケアセンター

●周術期口腔機能管理について

お口の中には300〜700種類の細菌が生息しているといわれます。歯を良く磨く人で1000〜2000億個、あまり歯を磨かない人では4000〜6000億個、さらにほとんど磨かない人では1兆個もの細菌が住み着いています。お身体の抵抗力で抑えられている細菌は、普段はあまり悪さをすることはありません。しかし、手術により免疫力が低下することにより、口、肺、血液中などでお口の中の細菌が原因となる感染症を引き起こす可能性があります。それらを防ぐために、手術の前にお口の状態をチェックし、お口の中の清掃を行います。具体的には歯科医師や歯科衛生士によるPMTC(歯のプロが専門の機械を使って行う歯のお掃除)やTBI(歯みがき指導)などを行います。


対象の患者さんは基本的には当院で手術を受けられる患者さんです。他院で手術や化学療法を受ける予定の患者さんも受け入れ可能です。
お口の中に不安のある患者さんはお気軽にご相談ください。


●周術期口腔ケアセンターで行っていること

1.お口の中のチェック(虫歯、揺れている歯、歯の汚れなど)
2.歯科医師および歯科衛生士によるお口のお掃除



周術期口腔ケア前


周術期口腔ケア後



手術前、歯科医師および歯科衛生士によりにお口の中のプラーク(歯垢)や歯石を除去します。また歯みがき指導も行います。

3.揺れている歯の処置(抜歯など)
4.揺れている歯のための保護床(マウスピース)の作製(自費)




上顎:歯が2本しかありません。
揺れており、そのままでは抜ける可能性があり保護床を作製しました。





下顎:歯が前歯にしか残っていません。
揺れており、そのままでは抜ける可能性があり保護床を作製しました。


5.その他、必要な治療・処置

手術前に緊急性のあると思われる虫歯や歯周病などの治療や応急処置。