病院情報の公表
令和5年度 田北 病院指標
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 7 | 42 | 38 | 30 | 72 | 148 | 187 | 443 | 658 | 339 |
令和5年度の退院患者数は1,964人で、うち60歳以上が1,627人で全体の82.8%を占めております。
20歳未満は小児科がないため、内科疾患の患者様は0に等しくなりますが、外傷や外傷後での手術目的の入院が多く、20歳から30歳代の患者様については外傷に加えて口腔外科の手術目的での入院が多数を占めております。50歳代・60歳代では大腸ポリープ等の消化器系疾患も多く見受けられます。70歳以上になると肺炎、脳梗塞、大腿骨頚部骨折、腰椎圧迫骨折など疾病の分類も多岐にわたっております。
20歳未満は小児科がないため、内科疾患の患者様は0に等しくなりますが、外傷や外傷後での手術目的の入院が多く、20歳から30歳代の患者様については外傷に加えて口腔外科の手術目的での入院が多数を占めております。50歳代・60歳代では大腸ポリープ等の消化器系疾患も多く見受けられます。70歳以上になると肺炎、脳梗塞、大腿骨頚部骨折、腰椎圧迫骨折など疾病の分類も多岐にわたっております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 99 | 43.80 | 19.34 | 3.03 | 81.92 | |
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 68 | 61.57 | 25.50 | 0.00 | 83.99 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし | 52 | 6.75 | 4.76 | 0.00 | 65.48 | |
160980xx99x0xx | 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし | 26 | 42.96 | 19.27 | 3.85 | 81.46 | |
160740xx01xx0x | 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病なし | 19 | 8.84 | 5.67 | 0.00 | 35.42 |
整形外科では圧迫骨折が最多となっており、続いて大腿骨の骨折で手術を要する症例が多くなっております。当院は急性期だけでなく、回復期リハビリテーション病棟も有しており、ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)向上及び日常生活復帰に向けての心の不安を取り除くまでを目的としているため、平均在院日数は全国平均に比べて長くなっております。
また当院は、手の外科基幹認定病院に指定されており、腕の疾患に対する神経、血管、腱等への手術も多く施行しております。
また当院は、手の外科基幹認定病院に指定されており、腕の疾患に対する神経、血管、腱等への手術も多く施行しております。
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 48 | 31.48 | 20.60 | 4.17 | 89.48 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 40 | 24.03 | 13.52 | 7.50 | 85.70 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 39 | 22.15 | 17.38 | 2.56 | 88.00 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 30 | 32.73 | 10.60 | 6.67 | 85.47 | |
0400801499×001 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なしA-DROP スコア1 | 29 | 25.14 | 13.88 | 0.00 | 85.21 |
内科疾患全体の約30%を呼吸器疾患で占めており、ついで消化管疾患が約15%、腎疾患と循環器系疾患がそれぞれ約9%、内分泌系疾患が約8%となっております。
当科での入院は、ほとんど予定外入院(救急医療入院を含む)であり、顕著に平均年齢の高齢化もみられ、そのため平均在院日数も全国平均と比較すると延長傾向になっております。
当科での入院は、ほとんど予定外入院(救急医療入院を含む)であり、顕著に平均年齢の高齢化もみられ、そのため平均在院日数も全国平均と比較すると延長傾向になっております。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし | 13 | 3.46 | 4.26 | 7.69 | 72.08 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 10 | 35.50 | 17.38 | 0.00 | 87.70 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | – | – | – | – | – | |
050050xx9910x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | – | – | – | – | – | |
050030xx97000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | – | – | – | – | – |
循環器内科では心臓カテーテル治療が最多となっております。これは、狭心症や心筋梗塞などによる冠動脈の狭窄や閉塞部分に対して、バルーンやステントを用いて病変部分を拡張し治療する方法です。
※”-”は10未満を示しております。
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消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 84 | 1.45 | 2.61 | 0.00 | 73.35 | |
060035xx99x0xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし | 30 | 1.73 | 8.34 | 0.00 | 70.10 | |
060100xx99xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術なし | 17 | 3.18 | 3.00 | 0.00 | 74.94 | |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし | 10 | 18.00 | 5.64 | 0.00 | 70.80 | |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | – | – | – | – | – |
消化器内科では大腸内視鏡検査目的の入院が最も多く、全体の90%以上を占めております。
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歯科口腔外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060565xxxxx0xx | 顎変形症 手術・処置等2なし | 47 | 6.53 | 7.48 | 0.00 | 51.74 | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし | 18 | 4.78 | 4.28 | 0.00 | 57.83 | |
060570xx97xxxx | その他の消化管の障害 手術あり | 10 | 3.30 | 11.95 | 0.00 | 42.60 | |
060570xx99xxxx | その他の消化管の障害 手術なし | – | – | – | – | – | |
030200xxxxxxxx | 腺内唾石 | – | – | – | – | – |
歯科口腔外科では顎骨腫瘍、嚢胞に対する手術加療入院が最も多く占めております。また、顎関節外科的診断および治療戦略を常備しており、顎関節腔パンピング、顎関節腔洗浄療法、顎関節鏡視下手術や様々な顎関節開放手術を施行しております。
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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 7 |
大腸癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 48 | 0 | 1 | 7 |
乳癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 |
肺癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 1 | 7 |
肝癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 7 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌について退院患者数を初発(UICC病期分類別)と再発にわけて集計しています。
UICC病期分類とは、国際対がん連合(UICC)によって定められた、原発巣の大きさと進展度・所属リンパ節への転移状況・遠隔転移の有無の3つの要素によって各癌をⅠ~Ⅳ期に分類するものです。
Ⅳ期となるほどがんが広まっている状態となります。不明は精密検査を実施していなかったため分類不能でした。
本項における「初発」とは当院において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、または初回治療を実施した場合のことを、「再発」とは医療機関に関わらず初回治療が完了した後、当院にて患者を診察した場合や、治療がんの病状が治まった後に局所再発・再燃または新たな遠隔をきたした場合のことを言います。
UICC病期分類とは、国際対がん連合(UICC)によって定められた、原発巣の大きさと進展度・所属リンパ節への転移状況・遠隔転移の有無の3つの要素によって各癌をⅠ~Ⅳ期に分類するものです。
Ⅳ期となるほどがんが広まっている状態となります。不明は精密検査を実施していなかったため分類不能でした。
本項における「初発」とは当院において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、または初回治療を実施した場合のことを、「再発」とは医療機関に関わらず初回治療が完了した後、当院にて患者を診察した場合や、治療がんの病状が治まった後に局所再発・再燃または新たな遠隔をきたした場合のことを言います。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 7 | 9.71 | 58.71 |
中等症 | 80 | 23.45 | 83.45 |
重症 | 7 | 19.00 | 93.43 |
超重症 | 3 | 38.67 | 83.67 |
不明 | 0 | 0 | 0 |
患者数は中等症(重症度が1または2)の方の割合が多く、昨年と比較して約2倍となっております。
全体的な疾病分類として、肺炎は当院内科で比較的多い疾患となっております。
高齢の患者様が多数を占めており、症状の経過観察を行いながら、必要に応じて適切な処置やリハビリテーション等をおこなっております。
全体的な疾病分類として、肺炎は当院内科で比較的多い疾患となっております。
高齢の患者様が多数を占めており、症状の経過観察を行いながら、必要に応じて適切な処置やリハビリテーション等をおこなっております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 44 | 52.61 | 79.23 | 2.04 |
その他 | 5 | 114.20 | 82.60 | 2.04 |
脳梗塞は、発症して早期に入院される患者様が多く、中でも発症3日以内の急性期脳梗塞での入院が大多数を占めます。
脳梗塞後は、患者様の状況・症状等に応じて当院でのリハビリテーションを行いますが、日常生活動作の向上を目的とし、さらに集中的にリハビリテーションを行い、在宅復帰を目指すために回復期リハビリテーション病棟への転棟もおこなっております。
脳梗塞後は、患者様の状況・症状等に応じて当院でのリハビリテーションを行いますが、日常生活動作の向上を目的とし、さらに集中的にリハビリテーションを行い、在宅復帰を目指すために回復期リハビリテーション病棟への転棟もおこなっております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 | 65 | 1.86 | 9.86 | 0.00 | 59.55 | |
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | 58 | 3.29 | 47.14 | 0.00 | 78.21 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術 肩、股 | 38 | 3.63 | 62.11 | 2.63 | 85.18 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 | 29 | 1.10 | 2.03 | 0.00 | 59.62 | |
K0821 | 人工関節置換術 肩、股、膝 | 20 | 2.55 | 45.90 | 5.00 | 78.80 |
整形外科では上肢・下肢への骨折観血的手術が最も多くなっています。その他にも人工骨頭挿入術・人工関節置換術、椎弓切除術・椎弓形成術・脊椎固定術なども多く施行しています。また、手の外科基幹認定病院として多くの手、腕の手術も施行しており、切断四肢再接合術(指)、動脈(皮)弁術、手根管開放手術などがあります。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 | 83 | 0.47 | 0.49 | 0.00 | 73.67 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | – | – | – | – | – | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 | – | – | – | – | – | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | – | – | – | – | – | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) | – | – | – | – | – |
消化器内科では大腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ・粘膜切除術が最も多く行われています。ポリペクトミー目的の短期入院です。他では内視鏡的消化管止血術等を施行しております。
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内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 | 12 | 0.00 | 0.17 | 0.00 | 71.58 | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) | – | – | – | – | – | |
K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 | – | – | – | – | – | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | – | – | – | – | – | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | – | – | – | – | – |
内科では大腸ポリープに対する内視鏡的ポリープ・粘膜切除術等が最多となっております。他には、胃瘻造設術、経皮的シャント拡張術があります。
※”-”は10未満を示しております。
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歯科口腔外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4044 | 抜歯手術(1歯につき) 埋伏歯 | 24 | 1.13 | 1.21 | 0.00 | 36.21 | |
K4463 | 顎関節授動術 開放授動術 | 22 | 1.64 | 6.73 | 0.00 | 62.55 | |
K4362 | 顎骨腫瘍摘出術 長径3cm以上 | 12 | 1.25 | 2.83 | 0.00 | 59.50 | |
K4361 | 顎骨腫瘍摘出術 長径3cm未満 | – | – | – | – | – | |
K4462 | 顎関節授動術 顎関節鏡下授動術 | – | – | – | – | – |
歯科口腔外科では抜歯手術が最多を占めており、顎関節授動術、顎骨腫瘍摘出術が続きます。顎関節外科的診断および治療戦略を常備しており、顎関節腔パンピング、顎関節腔洗浄療法、顎関節鏡視下手術や様々な顎関節開放手術を施行しております。
※”-”は10未満を示しております。
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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 0 | 0.00 |
異なる | 5 | 0.25 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 11 | 0.56 |
異なる | 2 | 0.10 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 0 | 0.00 |
異なる | 0 | 0.00 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 2 | 0.10 |
異なる | 0 | 0.00 |
・播種性血管内凝固症候群(DIC)
様々な重症の基礎疾患のために過剰な血液凝固反応活性化が生じるため生体内の抗血栓性の制御機能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向のみられる予後不良の疾患です。
様々な重症の基礎疾患のために過剰な血液凝固反応活性化が生じるため生体内の抗血栓性の制御機能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向のみられる予後不良の疾患です。
・敗血症
感染の兆候が存在する全身性炎症反応症候群(頻呼吸、頻脈、体温上昇または下降、白血球増加または減少のうち少なくとも2つの変化を呈す)と定義されています。白血球から分泌される高サイトカイン血症により、ショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全に陥ります。
・手術や術後の合併症
術後感染症については、手術や処置などを行う際には細心の注意を払い施行しております。起こりうる合併症については事前に十分説明、理解して頂いた上で手術、処置の施行に同意をいただいております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
206 | 168 | 81.6% |
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
211 | 91 | 43.1% |
血液培養2セットの実施率は、感染症診断における重要な指標です。血液培養は、血流感染症(菌血症や敗血症など)を特定するために行われ、2セット採取することが推奨されています。実施率は施設によって異なり、一般的に80~90%の実施率が理想とされています。
当院では、令和5年度は43.1%の実施でした。
血液培養検査の有用性を理解してもらい、最適な感染症治療を行うように努めてまいります。
当院では、令和5年度は43.1%の実施でした。
血液培養検査の有用性を理解してもらい、最適な感染症治療を行うように努めてまいります。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
229 | 123 | 53.7% |
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率は、感染症の診療において適切な抗菌薬使用と治療効果を確認するための重要な指標です。広域スペクトル抗菌薬は、多種類の病原菌に対して効果があるため、敗血症などの重症感染症を迅速に制圧する目的で使用されますが、不必要な使用や適切な微生物学的検査を行わないと、耐性菌の発生リスクや治療の失敗を引き起こす可能性があります。
多くの先進国の医療機関では、抗菌薬使用前の細菌培養実施が推奨されており、特に広域スペクトル抗菌薬使用時には高い実施率を達成することが重要視されています。
当院の令和5年度における細菌培養実施率は、53.7%でした。
多くの先進国の医療機関では、抗菌薬使用前の細菌培養実施が推奨されており、特に広域スペクトル抗菌薬使用時には高い実施率を達成することが重要視されています。
当院の令和5年度における細菌培養実施率は、53.7%でした。
更新履歴
- 2024年10月1日
- DPC機能評価係数Ⅱの保険診療指数にかかる「病院情報の公表」を公開しました。
実施率は医療機関や地域ごとに異なりますが、多くの先進国では80%以上の実施率を目標にしています。
当院では、抗凝固薬の投与による抗凝固療法や、弾性ストッキングや間欠的空気圧迫装置による血流促進を令和5年度は81.6%実施していました。