内科

診療内容特長

内科全般に最新の治療・対応が可能な体制をとっています。 

○呼吸器分野
MD-CT等による精密な肺疾患の診断を実施しています。また、市中肺炎などの急性呼吸器感染症への対応はもちろん、各種施設の高齢入所者に多く認められる肺血管障害後遺症を基礎とした呼吸器機能不全患者さまの繰り返す誤嚥性肺炎について、薬物治療の他に言語聴覚士や理学療法士らとの連携にて、体力面の向上や、体位ドレナージの習得を柱とした原因究明からの一貫した対応・治療を実施しています。

○睡眠時無呼吸外来
睡眠中に無呼吸を繰り返すため、睡眠をきちんととったにもかかわらず、日中に眠気が襲う病気を睡眠時無呼吸症候群といいます。夜間の酸素不足が心臓や脳に悪影響を及ぼし、生活習慣病が悪化することが注目されています。当院では、簡易検査器械を1泊2日で貸し出し、ご自宅で睡眠の質を調べる睡眠ポリソムノグラフィー検査を行っています。泊まりがけ検査をご希望の場合は、仕事を終えた後、午後7時頃入院、翌朝6時頃退院します。睡眠時無呼吸症候群と診断された場合の持続陽圧呼吸療法(CPAP)も実施しています。日中に眠気がある方や、いびきが気になる方はご相談ください。

○糖尿病
中高年を中心とした生活習慣病として、患者さま・配偶者や親族の方に理解と協力が得られるように「糖尿病教室への共同参加」を治療の大きな柱として指導・治療を行っています。

○フットケア外来
フットケア外来では、足病変に対する知識の提供や実際のケアを行いながら、ご自身でできるケアの方法もお伝えします。糖尿病、血行障害など、リスクの高い疾患をお持ちの患者さまはもとより、魚の目、タコ、ひび割れなど、一般の患者さまも対象として予防、治療を行っています。

○禁煙外来
タバコは意思が弱いから止められないのではなく、適切な治療が必要な病気です。「禁煙しよう」と決めたら、禁煙外来を受診してください。ニコチン依存は、医師やお薬の力を借りなければ、なかなか克服できるものではありません。医師がサポートし、禁煙できるように導きます。「がんばらない禁煙」「楽しい禁煙」をしましょう。条件を満たす喫煙者には健康保険が適用がされます。


医師プロフィール

 稲田 司(Inada Tsukasa)

田北病院 副院長

 専門医・学会認定医

専門医・学会認定医
日本内科学会認定内科医・地方会評議員
日本循環器学会認定循環器専門医・地方会評議員
日本心血管インターべンション治療学会名誉専門医・指導医・代議員
日本心臓病学会認定上級臨床医(FJCC)
日本冠疾患学会代議員
日本不整脈心電学会植え込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療研修終了医
浅大腿動脈ステントグラフト実施医
京都大学医学博士
京都大学医学部臨床教授
臨床研修指導医
難病指定医
日本医師会認定産業医
緩和ケア研修会修了

 所属学会

日本内科学会
日本循環器学会
日本心臓病学会
日本超音波医学会
日本心血管インターベンション治療学会
日本不整脈心電学会
日本心不全学会
日本冠疾患学会
日本高血圧学会
ヨーロッパ心臓病学会

 プロフィール

平成 元年 3月 京都大学卒業
平成 元年 6月 京都大学医学部附属病院 内科
平成 2年 6月 静岡県立総合病院 内科
平成 4年 4月 京都大学大学院医学研究科
        内科系専攻循環動態学 入学
平成 8年 3月 京都大学大学院医学研究科
        内科系専攻循環動態学 修了(医学博士)
平成 8年 5月 大阪赤十字病院 循環器内科
令和 5年 4月 田北病院 副院長


 メッセージ

皆さん、初めまして。今春より田北病院 副院長を拝命しました稲田です。
これまでは、京都大学、大阪赤十字病院などに勤務しており、循環器疾患、就中、虚血性心疾患、心不全、肺高血圧症などを専門に診療して参りました。
これからは、自身の専門領域にとらわれることなく幅広い診療を心がけるとともに、内科系副院長として、当院の救急診療の充実、地域医療のニーズに呼応できる診療体制の構築に努めたいと考えております。つきましては、地域の皆様方の忌憚のないご意見、また、引き続いてのご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。


 植田勝廣(Ueda Katuhiro)

内科部長

 専門医・学会認定医

日本内科学会認定 総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本医師会認定産業医
Infection Control Doctor
感染症専門医
日本化学療法学会 抗菌化学療法指導医
TNT研修会受講修了者

 所属学会

日本呼吸器病学会
日本内科学会
日本感染症学会
日本経腸静脈栄養学会
日本消化器内視鏡学会
日本癌学会
日本化学癌法学会
日本リウマチ学会
日本臨床内科学会
欧州臨床微生物感染症学会

 プロフィール

昭和44年4月 : 天理市に生まれる
平成6年3月 : 奈良県立医科大学卒業
平成6年4月 : 奈良県立医科大学第二内科入局
平成6年5月 : 医師免状取得
平成8年4月 : 奈良県立医科大学大学院入学
平成10年3月 : 人工透析従事職員講習会全課程修了
平成11年7月 : 済生会奈良病院勤務
平成12年3月 : 奈良県立医科大学大学院卒業
平成12年5月 : 医学学位取得
平成13年3月 : 認定産業医取得
平成14年7月 : 田北病院内科勤務
平成16年1月 : Infection Control Doctor取得
平成26年1月 : 抗菌化学療法指導医取得


 メッセージ

当ケガや病気で入院して治療を行ったあと、退院するためにはある程度自分でご飯が食べられたり、身の回りのことができるようにならねばなりません。当院では医師・看護師・栄養士・言語聴覚士・薬剤師で栄養サポートチーム(NST)をつくり、全身状態や褥瘡の管理を行っています。取り組みにより、持続点滴をしていた脳梗塞後遺症の患者さまが食べられるようになって退院できた例や、食道がん手術後にチューブで栄養を摂取していた患者さまが食事をとれるようになり退院できた例もあります。またこの度、田北病院は日本経腸静脈栄養学会のNST稼働施設に認定されました。患者さまに対して、社会的な面も含め、全体像を把握し、その時々に応じてより良い医療を心がけたいと思います。


私自身、幼稚園・小学校低学年のときに喘息があり、地元の大きな病院に毎週のように通っていました。パッチテスト・減感作療法を行っていました。ですが、まったく良くなりませんでした。ところが、病院通いをやめてプールに行くようになってすっかり良くなったのです。発作がひどくなったら点滴でお世話になってはいましたが、医療に対する不信感がありました。進路を決めるとき、身近に尊敬できる医者がいて医師を目指しましたが、この原体験を忘れることなく、常に謙虚な姿勢で治療に臨みたいと思っています。


 砺山隆行(Toyama Takayuki)

内科救急部長

 専門医・学会認定医

日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医

 所属学会

日本循環器学会
日本内科学会
日本心血管インターベンション治療学会
日本透析医学会

 プロフィール

平成11年 3月 : 奈良県立医科大学卒業
平成11年 4月 : 奈良県立医科大学 第1内科 入局
平成12年 7月 : 医仁会 平井病院 内科勤務
平成15年   : 心臓カテーテル 主任
平成18年 10月 : 摂南総合病院 循環器科勤務
平成29年 10月 : 田北病院 内科医長 勤務


 メッセージ

心筋梗塞をはじめとする虚血性心疾患や末梢動脈疾患に対するカテーテルインターベンションを数多く経験すると同時に、多岐にわたる内科疾患に対する救急診療・一般外来入院診療を通じて、プライマリーケアを心がけた医療に取り組んでまいりました。田北病院就任後はその経験を活かして地域の諸先生方と連携し、地域医療を担う一員になりたいと考えております。


 山口真紀(Yamaguchi Maki)

内科医師

 専門医・学会認定医

日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医

 所属学会

日本内科学会
日本呼吸器学会
日本アレルギー学会






 仲野有希子(Nakano Yukiko)

内科医師

 専門医・学会認定医

日本循環器学会専門医
日本心血管インターベーション治療学会認定医
日本内科学会認定医
総合内科専門医






非常勤医師

 塚口眞理子(Tsukaguchi Mariko)

幸寿苑 施設長

 専門医・学会認定医

日本内科学会専門医
日本医師会認定産業医
日本内科学会認定医

 所属学会

日本内科学会
日本老年医学会